メタボリックシンドロームとは?

生活習慣病、いわゆる日々の生活習慣の不摂生により引き起こされる
病気としてあげられる高脂血症・高血圧・糖尿病・動脈硬化・内臓脂肪型肥満
(遺伝的要因の場合もあり)などが代表的な例としてあげられます。
現在、生活習慣病は、それぞれが独立して治療されるケースが多いのですが、
一つ一つの検査値が少し高めで治療するほどでもない場合も含め、軽症でも
重なり合うことで死の危険性がアップしてしまう現象をさしています。

 

診断基準
      2005年4月に作成されました。
前提として内臓脂肪型肥満であること
  おへその高さの腹囲
    男性 85cm以上
    女性 90cm以上
        上記の基準を満たす方で
  @ 血圧 130/85 mmHg以上
A 空腹時血糖 110mg/dl以上
B 中性脂肪 150mg/dl以上,  HDL(善玉)コレステロール 40mg/dl未満
     のいずれか、または両方に当てはまる
  @〜Bの3つの検査値のうち2つ以上に該当した場合
メタボリックシンドロームであると診断されます

 

予防と改善
      基本的には、適正な食事と無理のない有酸素運動の継続です。
 
適正な食事(食事療法)
  @ 必要以上の量の食事をしない。腹八分目の精神
A 偏食を防ぎ、食材の種類を増やし、バランスの良い食事をとる
       目標:1日30品目
B よくかんで食べる
     しっかりとかむことで、唾液と食物の混合をうながし
     消化吸収を助け、胃腸への負担軽減と、食事時間を
     のばすことで、満腹中枢が満たされやすくなり食べすぎを
     防ぐ効果があります。
 
無理のない運動(運動療法)
  1日30分程度の有酸素運動
   軽く汗をかく程度の運動で、とにかく毎日続けることが大切です。
   手軽なウォーキングからはじめることがおすすめ。20分間をすぎて
   はじめて体内の脂質が使われることを念頭に、無理のない運動を
   継続して行いましょう。